藤沢市や江の島、湘南エリアの地域情報サイト「えのしま・ふじさわポータルサイト」(愛称えのぽ)が、全国でも特に優れた官民協働プロジェクトとして「協働まちづくり表彰」優秀賞に選ばれた。5月22日(木)には、東京ビッグサイトで表彰式が行われる。
「えのぽ」は、藤沢市と認定NPO法人湘南ふじさわシニアネット(小林信武代表理事)の協働事業。「地産地消」や「健康づくり」など市の委託事業コンテンツのほか、地域の時事トピックスや企画特集、イベント情報などを発信している。毎年順調にアクセス数を増やしており、2013年度には年間100万回以上のページビューを集めた。
「協働まちづくり表彰」は、官民が連携し魅力ある地域社会の実現に貢献しているプロジェクトなどに贈られる賞。一般社団法人日本経営協会主催で、6回目となる今回はグランプリと準グランプリ、優秀賞2件の計4件が選ばれた。「えのぽ」は、全国でも珍しく官民協働で地域情報サイトを運営している点が評価され、優秀賞に輝いた。
「えのぽ」担当グループのリーダーで、シニアネットの副代表理事も務める湯木野誠司さんは、「立派な賞をいただき、驚いている。公に認められ、地域のために果たすべき役割と責任を再確認した」と語った。
「えのぽ」は市が04年に広報の一環として開設し、当初は単独で運営。07年からシニアネットが運営に参加し、10年からは業務の移管を受け、制作の主体となっている。官民が連携することで、行政だけでは紹介が難しい市内の店舗や交通機関、イベントなど、地域住民の生活に密着した情報の発信が行えるという。現在は市と民間からなる「えのぽ運営委員会」が全体の方針を決定。それをもとに、シニアネット内のえのぽ担当グループ約30人が、実際の制作業務を行っている。
湯木野さんは「将来は、防災関連の掲示板なども設置して双方向性を持たせ、地域の中心となるサイトを目指したい」と話している。
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