藤沢市の待機児童数(2014年4月1日時点)が、市町村別で神奈川県内最多であることが6月6日、県の発表で明らかになった。前年度比19人減の258人だったが、13年度に最多だった川崎市を抜いて、県内2位からワーストとなった。
藤沢市が14年度に待機児童数県内最多となったのは、川崎市が前年度比376人減の62人と大幅に減らしたためだ。
市保育課によると、川崎市などの政令指定都市は予算の規模が大きいことに加え、保育所の認可権を持っているため、施設の新設が迅速に行える。そのため県との調整や認可が必要な他の市町村と比べ、需要拡大への対策結果が早く表れやすい面があるのだという。
藤沢市では待機児童解消のため09年度に保育所整備計画を策定し、施設の新設や認可外保育所の認可化を進めてきた。さらに近年の保育ニーズの増加を受け、13年度からは計画を修正。「緊急保育対策2カ年計画」として施設の整備を行い、13年度中に市内の保育所定員を前年度比73人増の5155人としていた。14年度も鵠沼や湘南台、明治など保育所ニーズの多い地区で優先して施設の整備を進め、15年度春ごろまでに約400人の定員増を目指している。
同課は「藤沢は交通の便がよく、子育て世代人口の流入が多い傾向にある。そのため今後も保育所需要の増加が予想されるが、可能な限り入所待ちの期間を減らし、必要な市民に供給が行き渡る体制を整えていきたい」と語った。
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