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藤沢版 公開:2015年2月20日 エリアトップへ

藤沢総合高校 長後を舞台に短編映画 商店街や住民が後押し

教育

公開:2015年2月20日

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「未経験のことばかりで苦労も多かったけれど、達成感がある」と生徒ら
「未経験のことばかりで苦労も多かったけれど、達成感がある」と生徒ら

 藤沢総合高校(増渕広美校長)の有志が、長後を舞台とした短編映画『帰路』『ぬくもりの世界』の2作品を制作し、2月28日(土)に長後商店街会館(長後707)で完成披露試写会を行う。午後2時開演。参加無料。

 長後商店街協同組合は2012年度から国の地域商店街活性化事業を受けて、街の映画館『キネマ長後』の開催や映画制作を実施。商店街のPRや郷土愛を育むための活動を行ってきた。14年度は「世代間交流になれば」と同校に打診し、高校生主体の映画が誕生した。

 短編映画を手掛けたのは同校の2、3年生10人。昨年9月から商店街店主や住民に街の歴史やエピソード、名所を紹介してもらい、11月からは2グループに分かれて撮影を開始。放課後や冬休みを利用して、2月中旬に2作品を仕上げた。

 ほぼ全員が映画制作の経験は無かったが、シナリオ作りから演技、演出、撮影、編集まで、すべて生徒らで行ったという。機材の取り扱いや編集方法などは、湘南市民メディアネットワークの中野晃太さん(27)がサポートにあたった。

 『帰路』は、長後駅で発生した事故を受け、高校生が悩みや将来への不安と向き合う青春群像劇。『ぬくもりの世界』は、引きこもりの青年が不思議な少女と長後の街をめぐるファンタジー風の作品。シナリオを手掛けた森田夢理歌(ゆりか)さん(3年)は「物語の世界観を共有するのが大変だった」、佐藤彩莉さん(2年)は「長後の人の温かみが伝わるように作った」と話す。

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