市民グループ「福島の子どもたちとともに・湘南の会」(青柳節子代表)が3月28日から4月1日に、福島県内に暮らす親子を湘南と横浜に招いた。
これは、2011年3月に起きた福島第1原発事故による放射能汚染の影響で外遊びもままならない子どもたちに、心身ともにリフレッシュしてもらいたいと12年夏から行われているもの。6回目となる今回は、南相馬市などから14家族39人が参加した。
参加者は横浜市青葉区の「こどもの国」に2泊し、楽しんだ後、バスで片瀬海岸西浜へ。前日までの悪天候も回復し、海が見えると「わぁ、きれい」「サーフィンをやってみたい」と興奮気味に声を上げた。
砂浜におりると同会メンバーらが事前に用意した土台をもとに、5グループに分かれて砂像づくりに挑戦。湘南白百合学園中・高校の学生ボランティア15人も参加わり、砂を盛ったり、削ったりしながらカメやケーキ、タコ、城などを形づくり、浜辺で拾った貝殻や海藻などを飾り付けた。その後、江の島島内を散策。
翌日は日大博物館や動物とのふれあい、湘南台文化センターこども館、鎌倉散策などを思い思いに楽しみ、夜は日大の学生などとも交流した。
同会では「出会ったばかりの子同士が砂像づくりなどを通じてすぐに仲良くなっていた。宿泊の受け入れ先などにも気持ちよく迎えて頂き、天候に恵まれ、子どもたちがのびのびと楽しんでくれて良かったと思う」と話していた。
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