第50回神奈川県看護賞の表彰式が5月15日、県立音楽堂で開かれ、藤沢市からは、遠藤の介護老人福祉施設「芭蕉苑」で働く看護師・白井純子さん(64)が選ばれた。看護師として、介護福祉施設から選ばれるのは初めて。
神奈川県看護賞は、多年にわたり業務に励み、功績のあった保健師・助産師・看護師らを県が表彰するもの。今年は県内から10人が選ばれた。
白井さんは、市内の介護福祉施設の看護職員による勉強会「医療とケアを考える会」を立ち上げ、看護と介護の連携を推進するなど介護保険施設における看護向上の取り組みが評価された。白井さんは「同じ介護施設で働く看護師の励みになればと」と喜びを語る。
原点は故郷の看護師
長崎県生まれの白井さんは、幼少のころに原爆資料館の写真や映像に映る看護師に憧れこの道に。専門学校を卒業し、藤沢市立病院に就職。子育てのため一度は退職するが、復職のときに病院ではなく介護施設へ。仕事の違いに戸惑いながら、同じ境遇の仲間たちと勉強会を立ち上げるなど、同じ施設で働く看護師を導いてきた。
白井さんは「現場の中で多くの事を学ばせてもらった。知識や技能を伝えていきたい」と抱負を語った。
藤沢版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>