藤沢市は9月9日、市が所有する「慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス」隣接地に、「湘南藤沢記念病院」を整備することを発表した。整備・運営するのは、関東を中心に病院や有料老人ホームなどを手掛ける「医療法人社団健育会」(東京都千代田区・竹川節男理事長)。開院は2017年10月をめどとし、同大ともに「健康・医療」をテーマとした新拠点を目指す。
病床は230床
新病院は5階建て(延床面積は約1万5千平方メートル)で、病床数は230床(うち30床は急性期)。二次救急に対応するほか、慢性期の療養や、回復期のリハビリテーションとして市内西北部エリアの医療を担う。未病センターや抗加齢センターなども設立する。総事業費は約80億円。
同大は、看護医療学部などを中心に新病院と連携し、東洋・西洋医療に関する研究、健康増進や予防医療といった「未病」の研究データを相互に交換し、分析結果を現場にフィードバックする。技術や情報をビッグデータとして治験や教育などに活用するほか、訪問看護や地域医療サービスなど新たなネットワークづくりにも取り組む方針だ。
同計画は、市が遠藤地区で進める「健康と文化の森地区まちづくり」の一環。慶應義塾の國領二郎常任理事は、「新たな街づくりの最初の事業となり、相鉄いずみ野線の延伸実現にも大きな意味を持つ」と語った。
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