「2015年度かながわ部活ドリーム大賞」の表彰式が2月6日に神奈川総合産業高校で開かれ、市内からは部活動で優れた取り組みを行った2団体、3個人に各賞が贈られた。
湘南高校
湘南高校は入部率が継続して高く、先進的な取り組みとして、アドバンス賞を受賞した。国内外で活躍できる人材の育成を掲げる同校はミッションとして「学習・学校行事・部活」を掲げており、数年前から部活の掛け持ちを許可している。中には7、8を兼部している生徒もいるという。同校は「学業、学校行事とともに部活動に励むのは当然のこと。今後も3つの柱を継続し、取り組んでいきたい」と語った。
湘南台高校バドミントン部
湘南台高校・バドミントン部はアクティブ賞を受賞した。生徒ら一人ひとりがその日の目標やトレーニングメニューを考えて記録する「練習記録表」を導入し、顧問教諭が個に応じたコメントをする手法などが評価された。また、実力差や性別の枠をこえた練習や、動画を用いた練習で、協調性や創造性も養った。女子部長の赤窄(あかさこ)咲彩(さあや)さんは「このような賞をもらったことがないので嬉しい」、男子部長の清野翔麻さんは「この賞をきっかけにその他の生徒の模範となるよう、生活面やマナー、挨拶も意識を高めていきたい」と話した。
藤沢清流・川原涼子さん
藤沢清流高校・女子サッカー部の川原涼子さんはマネージャー賞を受賞した。選手のけがへの対処法を熱心に習得したほか、精神面でもメンバーを支え続けてきた。小学生のときに観戦したベルマーレの試合をきっかけにサッカーに興味を抱いたという。「受賞できて信じられないくらい嬉しい。頑張って良かった。少しでも選手の力になり、一人ひとりに本気で向き合っていきたい」と話した。
遠藤在住・松橋美冴さん
伊勢原高校・バレーボール部の松橋美冴さん(遠藤在住)には、マネージャー賞が贈られた。顧問と選手のパイプ役として練習環境を整えてチームの勝利に貢献したほか、体調管理もサポートした。松橋さんは小中学生からバレーに励み、2年時にはプレーヤーとして「春高バレー」で活躍したが、怪我をきっかけにマネージャーの道へ。「プレーができず辛い時期もあったが、周囲の支えもあってマネージャーを務め上げることができた。チームに貢献できて嬉しい」と話す。
長後在住・池田紀子さん
湘南台高校の茶道部で指導を行う池田紀子さん(長後在住)はインストラクター賞を受賞。同校で指導していた父の意志を継いで9年前から指導に当たる。柔和で端然とした立ち振る舞いをはじめ、茶道の心構えや基本の型の指導など、生徒に寄り添いながら長年、茶道文化を伝えてきたことが評価された。「受賞は驚くとともにドキドキしていますが、今後も楽しく茶道を伝えていけたら」と微笑む。
![]() 「気持ちが引き締まる」とバドミントン部の部員
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![]() 川原さん
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![]() 松原さん
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![]() 受賞に笑顔を見せる池田さん(前列右)
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