藤沢市の路上喫煙禁止区域が2月1日から、新たに14駅周辺が指定され、市内全駅周辺に拡大される。主に駅前ロータリーや人通りの多い道が喫煙禁止となり、違反した場合は2万円以下の罰金が科せられる。
市は、2007年に「藤沢市きれいで住みよい環境づくり条例」を施行し、利用者の多い藤沢駅、湘南台駅、辻堂駅周辺をそれぞれ路上喫煙禁止区域に指定している。
新たに禁止区域に加えられたのは、残りの小田急、江ノ電、湘南モノレールの市内14駅周辺で、指定場所は市の案を基に自治会と検討を重ね決定された。
市環境総務課によると、禁止区域の拡大は、これまでも住民の要望などを受け検討してきたが、昨年10月に「藤沢市公共施設等における受動喫煙防止を推進するためのガイドライン」が定められたことや、3年後の東京五輪江の島開催へ向けて、本格的にクリーンな環境整備を進めることになったという。
14駅周辺には、表示板や路面シートなどを設置するほか、チラシやフェイスブックなどでも周知を図る考え。また、市が委託する巡回指導員が定期的にパトロールし、路上喫煙者やポイ捨てなどを注意、指導を行う。喫煙スペースは設けず、違反者には条例で定められた勧告、命令を行い、応じなければ2万円以下の罰金が科せれる。
市は施行日となる2月1日に小田急線長後駅、鵠沼海岸駅、片瀬江ノ島駅で、朝の通勤時間帯に啓発キャンペーンを行い、喫煙やポイ捨ての自粛を呼びかける予定だ。
市環境総務課は「14駅周辺もの指定区域拡大は、これまでになかったこと。まずは、喫煙禁止を守ってもらえるよう体制を整えていきたい。市内には市県外からの観光客も多く、分かりやすい表示や喫煙マナーを呼びかけていきたい」と話した。
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