藤沢市は、6月から始まる成人歯科健康診査の受診年齢の下限を40歳から20歳に引き下げる。若いうちから歯や口の健康に関心を持ってもらうことで、生涯を通じた歯科予防につなげていく考えだ。
藤沢市保健所によると、高校を卒業すると、歯科健診を受ける機会が少なくなり、歯や口腔のケアがおろそかになりがち。分かったときは症状が進んでいることが多いことから、健診年齢を引き下げることになったという。
今年は、5歳ごとに70歳までが対象で、指定医療機関で自己負担額500円(70歳は無料)で、歯や歯ぐきのチェック、歯周ポケット測定が受けられる。若者向けに20・25歳の対象者は、唾液で調べられる歯周病リスク検査を受けることができる。
健康増進課の三澤洋子さんと金桝太郎さんは「まずは口の健康のことに興味を持ってもらうことが大切。若いうちからの予防やケアが、生涯、食事や会話を楽しむことに繋がっていく」と話した。
歯肉炎が増えている
藤沢市の調べでは、小中学生を対象に行った調査では、虫歯は減っているが、歯周病の初期症状である歯周炎は、中学生になると増加する傾向にあるという。
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
新たなページ、音に乗せ1月10日 |
|