慶應義塾湘南藤沢高等部2年生の小野桃果さんが11月20日、中高生を対象にした作文コンテスト「PHP作文甲子園」で優秀賞を受賞した。
同コンテストは、(株)PHP研究所が「とらわれない素直な心と豊かな向上心をもつ若者を育む場をつくろう」と開いているもので、月刊誌『PHP』の創刊70周年を記念して開催された。今年は「心に残るあの人の言葉」をテーマに募集を行い、応募総数1719作品の中から、最優秀賞(1人)、審査員特別賞(1人)、優秀賞(10人)が選ばれた。
小野さんは高校1年の頃、実際に先輩から言われた言葉をテーマに、自身への思いを綴った。
作文は、部活の帰り道、先輩の「月が輝く夜は、太陽の汗が滲むねぇ」という言葉が心に残るところから始まる。歌留多部で、先輩でありながら裏方でいることに心苦しさを覚えていたが、応援に徹する後輩に「チーム全員でこの大会を優勝しましょうね!」と声をかけられ、自分もチームの一員だと気付く。と同時に先輩の言葉の意味が「月は太陽なしでは輝けない。陰で支えてくれる人がいるからこそ、表舞台に立てる人がいる」だとわかり、前向きに生きることを決意する。
小野さんは、昨年新聞でコンテストのことを知り、今年初めて応募。作文を書く上で、「人の言葉をきちんと表現できるように注意した」という。受賞については「とても光栄。自分が実際に体験し、感動した思いが審査員に伝わったことが嬉しい」と笑顔で話した。
入選作品全12編は、月刊『PHP』で2018年1月号より順次連載を予定している。
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