新型コロナウイルスの感染予防のため、横須賀市内の小・中学校、高校はいずれも5月6日まで休校となっている。授業の休止が長期化する中、家庭での過ごし方、特に学習の遅れを懸念する保護者らの声も少なくない。教育現場では「家庭学習」に、どのような方針で取り組んでいるのか。 【4月14日起稿】
国の学習指導要領で規定する授業時間は、小・中学校で1年間850〜1015時間。各教科で年間を通したカリキュラムを進めている。3月の休校では約3週間、授業が行われなかったため、単元が終わらないまま進級した形で、新学期も新しい学習には手が付けられていない状態だ。
文部科学省は今月10日、県などの教育委員会に対し「指導計画等を踏まえながら家庭学習を課し、教師がその状況や成果を確認し、学習評価に反映することができる」との通達を出したが、各自治体の「家庭学習」の方針や対応に、ばらつきがあるのが現状だ。
課題内容は各校判断
横須賀市内のある市立小学校で出された休校中の課題は、教科書の音読や回答付きの復習プリントなど。課題の内容やボリュームは、各校の判断に任されている。小学生の子どもを持つ保護者からは「市販のドリルも購入したが、長い休みで解き方を忘れてしまっている」「問題を解くだけですぐに飽きてしまう」「学校再開から授業に追いつけるか心配」「学習量で他の学校との差が出てしまうのでは」など不安の声も少なくない。
市教委は、文部科学省のまとめた「子供の学び応援サイト」などを参考に教材や動画の活用を勧めているが、その紹介方法も学校によって温度差がある。他自治体のような独自の動画配信=関連記事=や教育事業者との連携などは、現状では難しいとしている。市の方針では週1回、学校で家庭学習プリントを配布する予定だったが、登校日が取り止めになったため、これも各学校の対応に委ねられられている。
市立小中学校が紙ベースの課題の配布を行う中、横須賀学院では小学校でビデオ会議アプリによるホームルームの実施を進めるほか、小中学校ともに「ロイロノート」というアプリを使った課題提出も行っている。
担任との情報共有も
市内の私立高校では、各校とも「グーグルクラスルーム」「クラッシー」などのアプリを活用した課題の提出や健康観察、先生とのコミュニケーションを取っているという。家庭学習のプリント課題以外に、民間の教育事業者によるオンライン講座の利用を勧める学校もある。
授業動画で学習サポート横浜市は独自指導に着手
休校を機に、インターネットを活用した学習を模索する自治体も増えている。横浜市では、市教育委員会の教員が10分ほどの動画授業を作成。各学年の教科書の内容に沿った形で計500本程度、市内の児童生徒のみが見られる形で随時配信している=写真。相模原市も同様の取り組みを始めた。三浦市では、民間事業者が提供するeラーニングを導入。小2〜中3の児童生徒にIDを付与して家庭学習のひとつとして活用してもらう。さらに、他の自治体が無料提供しているプリント学習も紹介している。
千葉県市川市ではLINEの「休校学習サポート」を利用し、登録した中学生に民間事業者の学習動画を提供。東京都渋谷区では、教育現場でのICT活用の一環として、3年前から区立小中学校でタブレットを1人1台貸与。この休校中も課題の共有や動画学習などを行っている。
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