日産自動車追浜工場(夏島町)が、インターネットを活用して、生産現場の工程を学んでもらう「オンライン工場見学」を展開している。今月18日には、岩戸小学校で初めて実施。年内までに市内18小学校で行う予定という。新型コロナウイルスが収束しない中、学校にいながら見学会を疑似体験してもらうことで、児童にものづくりの魅力を伝えている。
追浜工場での見学体験は、操業を開始した翌年の1962年から社会貢献の一環として実施。今年3月末時点で延べ約339万人が来場し、主に小学校の社会科見学などに役立てられてきた。
市内外で人気を博してきた工場見学だったが、新型コロナウイルス感染防止の観点から、同社は今年3月、施設来場者の受け入れを中止にした。ただ一方で「半世紀以上にわたって続けてきた子どもたちへの教育支援をここで終わらせたくない」という思いもあった。そこで、横須賀市教育委員会に協力を仰ぎ、感染リスクが少ないオンラインでの工場見学実施へと踏み切った。
「双方向」でやり取り
第1回目となった岩戸小学校でのオンライン工場見学には、5年生が大きなスクリーンがある教室に1クラスずつ移動し、ソーシャルディスタンスを保ちながら延べ46人が参加した。
スクリーンに映った追浜工場にいる案内役の女性が、パソコンで児童の顔を見ながら、電気自動車「リーフ」など環境に配慮した車種を説明。互いの表情や反応が分かるライブ感に、児童は興奮気味だった。その後、プレス、溶接、塗装、車両組み立て、検査工程のほか、実際の工場見学では入ることが出来ないというモーター、エンジン、タイヤなどを取り付ける現場など、様々な工程を経て1台の車が完成し、専用埠頭から出荷されるまでの映像が流された。
ボディに手際よく部品を設置する作業員や、遠方に輸送するための船内で10cm間隔で車を停めるドライバーの姿に、児童は驚きの声を上げた。終盤には「仕事で大変なことは」「検査で不具合が出た車はどうなる」など多くの質問も飛び交った。
同社の竹澤萌さんは「オンラインだからこそ世界中の人と繋がれる。たくさんの子どもたちがものづくりの魅力を知り未来の技術者が生まれれば」と期待を込めた。
オンライン工場見学は、年内に市内18小学校のほか、福岡県や鳥取県などの小学校でも実施予定という。
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