横須賀市が誘致し、2021年の就航を予定している横須賀港─福岡県北九州港のフェリー航路開設に対して異議を唱える声が日増しに高まっている。この場所を以前から使用している港湾事業者の団体「横須賀港運協会」が8月、利用が制限されるため共存できないとして「フェリー就航計画の白紙撤回」を求める要請書を市に提出。ふ頭の近隣住民もトラックの往来が増えることによる住環境への影響に不安を募らせている。今月9日には、発着地に近いマンション管理組合の求めに応じる形で市港湾担当者とフェリー事業者が説明会を開いた。
市の担当者は、「フェリーの就航が横須賀の発展のための重要プロジェクトである」と話した一方で、ふ頭での利用調整が進まず計画の詳細を住民に説明できていない状況があったことを認めた。今後、町内会単位による説明会や個別訪問を行い、フェリー事業への理解を求めるとした。
これに対して管理組合の理事長は「自宅から15m先で起こっている大型事業が市民不在で進められている」と猛反発。大型店の開設や官公庁の移転集約など、ここ数年の新港町付近の変容は「商業地に暮らす住民としてある程度許容してきたが、フェリーは生活環境に大きな影響を与える。看過できない」と怒りの声をあげた。
特に注意の目を向けるのが、大型トラックが出入りするふ頭の入口付近に救急医療センターがあること。「インフルエンザ流行期などは夜間に路上駐車が溢れ、事故を起こしかねない」と指摘。住居のある商業地に物流の拠点を設けること自体にも疑問を呈した。
管理組合側から「なぜ久里浜港では駄目なのか」との質問もあった。市の担当者は「久里浜港は150mサイズの船しか入港できない。1日1便の運航実現には一定の速度を維持するために船体の長さが225m必要。横須賀港であれば受け入れができる」と回答。これに管理組合は「フェリーありきの計画。就航はもちろん、施設工事も中止すべき」と発言。改めて上地市長とフェリー会社の代表による説明の機会を要求した。
【横須賀港〜北九州港 フェリー就航計画】横須賀市のポートセールスが実現し、2018年12月に上地克明市長がフェリー会社のSHKライングループの誘致を発表。来年7月から約1万6千トン級のフェリーが2隻体制で横須賀港と福岡県北九州港を運航する予定。午後8時45分に横須賀港に入港し、同11時45分に出港する。物流業界の社会的背景として、ドライバー不足への対応が喫緊の課題。自動車と比べて二酸化炭素の排出を抑制できるフェリーへの需要が高まっている。
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