県政報告 踏切内に点字ブロック設置へ 神奈川県議会議員 亀井たかつぐ
視覚障がい者の踏切事故を防ぐため、神奈川県は鉄道事業者と連携して県管理道路の踏切内に点字ブロックの設置を進めます。6月19日の神奈川県議会で黒岩祐治知事が私の代表質問に答えました。
令和4年4月、奈良県で目の不自由な女性が、踏切内で列車と接触し亡くなるという事故が発生しました。こうした事態を受け、国土交通省は本年1月、踏切内に点字ブロックなどの誘導表示を増やすためバリアフリー指針を改定しました。
来年度中に29カ所工事完了目指す
この改定を受けて私は「目の不自由な方が踏切内で事故に遭わないよう、県としても迅速に取り組むべきではないか」と知事に質しました。
知事は「バリアフリー法で、特に障がい者の通行に配慮すべきと指定された3カ所の踏切を優先して鉄道会社と協議を進め、今年度中に点字ブロックを設置する。その工事で得たノウハウを活かし、残る26カ所の踏切についても令和7年度の工事完了を目指していく」と答弁しました。
市町の道路踏切県がノウハウ提供
さらに知事は、市町が管理する道路の踏切についても言及。「県と同様に点字ブロックの設置が進められるよう、踏切内の工事の方法や鉄道会社との協議の進め方をわかりやすく提供し、視覚障がい者の踏切事故撲滅を目指す」と述べました。
ただ、踏切の安全対策は点字ブロックだけではありません。シニアカーや電動車いすの脱輪による事故や、警報機も遮断機もない第四種踏切における事故などへの対策も必要です。私はこれからも障がい者をはじめ、すべての人々が安心して通行できる交通環境を整えるため努力を続けてまいります。
亀井たかつぐ
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