7月25日~7月31日は「ともに生きる社会かながわ推進週間」です。|ともに生きる社会の実現をめざし、地域で様々な取り組みを行っている県内10の団体・個人の活動を紹介します。
実現をめざして
県内のプロスポーツチームに「ともに生きる社会かながわ憲章」の普及啓発にご協力いただいています。
※マスクを外している方は、撮影時のみ外しております。
横浜F・マリノス
チラシ・ポスター掲出で協力
横浜市などを拠点に置くサッカーJリーグ「横浜F・マリノス」は、憲章の啓発チラシの配架などの協力を決めた。多くのファンや子どもたちに憲章の理念を広めようと、関連施設への憲章ポスター掲出なども行う予定。
障がい者スポーツへの理解広めたい
クラブでは、地域社会の障がい者スポーツに対する理解や関心を深めたいと、Jリーグ初の知的障がい者サッカーチーム「横浜F・マリノス フトゥーロ」の活動をはじめ、全国の電動車いすサッカーチームを招待して大会を主催するなど、障がいの有無に関わらずどんな人でもスポーツを楽しめる環境の創出に力を注いでいる。
クラブの担当は「サッカーをはじめとしたスポーツは、感動や興奮を人種や障がいなどあらゆる壁を越えた全ての人と共有できる可能性を持っていると思います。地域に根を張るプロスポーツクラブとして、共生社会実現のためにスポーツのチカラを活用していきたいです」と話している。
川崎フロンターレ
SDGs活動で社会貢献
サッカーJリーグ「川崎フロンターレ」は、関連施設への憲章ポスターの掲出や憲章PRチラシの配架等を行う。
創立当時から継続的に活動
チームでは「FOOTBALL TOGETHER」の合言葉のもとクラブ創立当時から、SDGsに紐づく活動を継続的に行ってきた。例えば、小児科病棟への選手の訪問や、地域の幼稚園・保育園、小学校、中学校などへのサッカーコーチの派遣、多摩川の清掃活動など多岐にわたる。今年6月にはSDGsをみんなで楽しく学び、体験できるイベント「第1回かわさきSDGsランド」を川崎市らと主催し、多くの来場者で盛り上がりを見せた。
今回の憲章啓発への協力について、川崎フロンターレの広報は「憲章が目指す共生社会は、『誰一人取り残さない』ことを誓うSDGsと共通しています。クラブでは持続可能でより良い世界が実現できるよう、スポーツの力を通じて世の中に広げていきます」と話している。
ブルーサンタ活動とは、川崎フロンターレの選手が水色のサンタクロースに変身し、小児科病棟を慰問する事業。これは川崎フロンターレにとって地域に貢献できる大切なホームタウン活動であり、病気と闘っている子ども達に少しでも元気をプレゼントできればと、1997年のチーム創設時から継続して行っている。
川崎市内の各小学校に毎年配布され、楽しく算数を学ぶことが出来る「川崎フロンターレ算数ドリル」。そのドリルに基づいた問題をフロンターレの選手達と一緒に身体を動かしながら解いていく「実践学習」実施している。
川崎フロンターレ選手会主催で行っている「多摩川"エコ"ラシコ」。2008年から継続的に行われている活動で選手、サポーターと一緒に清掃活動行っている。清掃活動だけではなく、多摩川水生生物の観察やごみ分別体験なども選手とサポーターが一緒になって行う。
当日は、全部で40を超えるSDGsにまつわるブースの出展があり、子どもから大人まで様々なブースを体験しながらSDGsを楽しく学べる場を提供。
湘南ベルマーレ
理念に共感し共生社会を推進
「私たちは世代と地域をつなぐクラブとして、チャレンジする人の成長を支え、夢と感動を提供することを使命としています。だからこそ、ともに支え合う憲章の理念にも共感しました」と話すのは、日本プロサッカーリーグのJ1に所属する「湘南ベルマーレ」。
憲章の理念に共感し、クラブオフィスやホームスタジアムに憲章の啓発ポスターを掲出したほか、オフィス内に啓発チラシを配架した。チームの公式SNSで憲章をPRすることも予定している。
夢と感動を提供することが使命
チームではこれまでも、子どもたちに向けた小学校体育巡回授業や、中高年を対象とした健康づくり教室を行うなど地域貢献活動に注力。
Jリーグの理念のひとつである「豊かなスポーツ文化の振興及び国民の心身の健全な発達への寄与」を具現化すべく、総合型スポーツクラブとして多くのスポーツを展開している。
「これからもチャレンジする人の成長を支え、夢と感動を提供するクラブ運営を地域の方々とともに続けていきます」と話した。
ノジマステラ神奈川相模原
ともに生きる社会の実現目指す
「ホームタウンの相模原市で起きた、津久井やまゆり園の痛ましい事件を絶対に忘れません。神奈川県、そして相模原市と、ともに生きる社会の実現を目指して参ります」と話すのは、日本初の女子プロサッカーリーグ、WEリーグに所属する「ノジマステラ神奈川相模原」。
憲章の理念に共感し、クラブオフィスに憲章の啓発ポスターを掲出したほか、公開練習時にファンへ啓発チラシを配布した。さらに、チームの公式SNSで憲章をPRすることも予定している。
地域に愛され、ともに歩む
チームではこれまでも、ダイバーシティ&インクルージョンをテーマに試合を開催したり、人権啓発活動に参加するなど、クラブ理念に基づき、スポーツを通じた地域貢献活動に取り組んできた。
「10月に開幕する次期リーグでは、5位以上は絶対条件。3位以内に入ることを目指しています。そして、競技だけでなく、地域活動にも積極的に参加し、地域に愛され、地域とともに歩むクラブ創りに励みます」と話した。
神奈川フューチャードリームス
啓発チラシ配布などに協力
藤沢市などを拠点に置くプロ野球・ルートインBCリーグ「神奈川フューチャードリームス」は、公式戦などで憲章の啓発チラシを配布することを決めた。憲章ポスターの掲出やSNSでのPRなどにも協力する。
憲章が掲げる「誰もがその人らしく暮らすことのできる地域社会の実現」は、野球を通して、「明るい未来と夢や希望を持ち続けられる社会をつくっていきたい」というチームの思いとマッチした。
子どもたちに未来の夢を
チームではこれまでも県内の各地域で子どもたちに向けた出張野球教室を行うなど、地域との交流を大切にしてきた。チームの2代目監督に就任した川村丈夫監督も「野球教室など変わらずに行っていきたい」と話す。東良暁キャプテンは、「プレイを通して野球の楽しさを伝えたい」と前を見つめる。掲げるチームビジョンは「子どもたちに未来の夢を」。地域とともに成長し、未来の夢を育む球団として歩んでいく。