支援の気持ち 届けよう ベイ選手らも横須賀スタジアムなどで募金活動
「自分たちができること、小さいことでも、集まれば大きくなります。全国の人たちが心をひとつにして頑張りましょう!」と話す、横浜ベイスターズの新沼慎二選手会長。先週末、ファームの開幕を迎えた横浜ベイスターズは、試合終了後に被災地復興支援のための募金活動を行った。東日本大震災の発生から2週間。市内でも様々な形の支援の輪が広がっている。
3月19日に迎えた横須賀スタジアムのファーム開幕戦。この日を待つ多くのファンのもと、試合開始前には黙祷が捧げられた。試合後は「PLAYforNIPPON〜がんばろう日本」と掲げ、選手自らがスタジアム前で義援金募金活動を実施。横浜市内のターミナル駅などでも同様の募金を3日間に渡って行った。募金参加延べ人数は10136人、集まった金額は約534万円。特殊財団法人・日本広報センターを通じて、被災地に届けられるという。 さらに、横須賀スタジアムでは節電対策として、スコアボードの選手名表示を控えているほか、4月中の主催試合はデーゲームで行うことを決めている。
横須賀青年会議所(横須賀JC)では、240箱の義援金箱と啓発ポスターを用意した。メンバーらの事業所や店舗に設置するほか、取引先などにも呼びかけて協力の輪を広げる。同JCの及川浩一理事長は「募金箱には”今、私たちにできること”と記しています。誰もが自分の問題として捉えてほしい」と話し、長期的な支援体制の構築を目指す。募金はまず、今月31日まで実施。収益金は、市を通じて日本赤十字社に寄付される予定だ。
横須賀YMCAでは会員とスタッフら53人が21日京急久里浜駅前で募金を行った。1時間で約16万円が集まったという。市内の各団体や企業も「できることを」と迅速な動きを見せている。
商店街も支援活動に乗り出した。久里浜商店会では、加盟の店舗に募金箱を設置。また、横須賀中央の千日通商店街では、販促のため独自に製作していたストラップを販売し、その収益を義援金として寄付する活動を始めた。取り扱いは同商店街の75店舗。1個1000円(税込)、在庫がなくなり次第終了するという。
また、神奈川県では義援金活動や救援物資の提供に加え、ボランティア活動も本格化。ボランティアに関して現況では、被災者の受け入れに関する活動を進めている段階だという。被災者(小中高生)受け入れホームステイ募集のほか、今週末は、県内一時避難所におけるボランティアの説明会も予定している。詳細は神奈川災害ボランティアネットワークhttp://newksvn.arts-k.com/を参照。
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紙面から振り返るヨコスカ・ミウラ202412月20日 |
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