「党の顔」に挑む2新人 民・自・共の既成政党で戦い
12月16日(日)の衆院選挙に向けて神奈川11区(横須賀市・三浦市)では、前職の小泉進次郎(31・自民)に11区初挑戦となる林公太郎(30・民主)、斉田道夫(64・共産)の新人2人が立候補を予定している(11月21日現在)。(本文敬称略)
抜群の知名度と強固な支持基盤を持つ小泉に対して、党公認(内定)の林、斉田が挑む構図。
小泉は今週から支援者らと駅頭立ちを始めるなど、すでに臨戦態勢。前回は世襲批判で苦しんだが、当選後は圧倒的な人気を獲得し、青年局長を務めるなど「党の顔」になっている。
今月13日に民主党の公認内定を受けた林は、初めての選挙となる。前職は衆議院議員秘書で政策シンクタンクのアドバイザーも務めている。知名度不足を運動量で補えるかが鍵。反自民の受け皿となることを標榜し、党の政策を訴える。
消費税増税反対、原発・原子力空母ノーの姿勢を鮮明にする斉田。元横浜市職員で現在は共産党神奈川県委員会常任委員の肩書を持つ。格差社会の是正なども主張する。
前回、比例区で復活当選した横粂勝仁は昨年5月に民主党を除籍処分。国替えし、今回は東京18区から無所属での立候補を予定。
市選管 大わらわ
降ってわいたような衆院解散で横須賀市選挙管理委員会が対応に追われている。
国政・地方選挙ともに市総合体育館(横須賀アリーナ)が開票所となるのが通例だが、今回は事前にバドミントンの全日本リーグが組まれており、観覧券も販売されていることから使用を断念。急きょ、代替場所として常葉中・諏訪小の両体育館を確保した。地域の投票所となる小・中学校の体育館などは、先約のあったスポーツクラブなどに「国政選挙という特別な事情を伝えて空けてもらった」と市選管担当者。12月4日(日)の公示に向けて、候補者のポスターを貼る掲示板を市内636箇所に設置する準備も急ピッチで進められている。
投開票の人件費や事務費など、横須賀市では選挙経費をおよそ1億円と見込む。全額国費で賄われるが、国の事業仕分けで予算は減額されているという。
3年前の8月に行われた衆院選の投票率は68・21%。
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