横須賀にぎわ"すかりすか" 非公認ゆるキャラ出現
「すか」と書かれたスカーフを巻いた可愛らしい風貌。しかし、どこか人を食ったような目―。横須賀上町発信の非公認ゆるキャラ「すかりすか」だ(=写真)。
一見リスに見えるが実は妖精。猿島でのんびり暮らしていたところを旅行に来ていた人間に興味を持ち、勝手について来てしまったというコンセプトだ。今ではすっかり人間界に慣れ、腰にPASMOをぶら提げ電車やバスを乗りこなすという。
誕生したのは今年3月。上町連合商店街イベント実行委員会と、町おこしイベントなどに携わる市内在住の久永聡氏が共同で立案。大手ゲーム会社の元デザイナーに委託し制作された。千葉県船橋市の非公認ゆるキャラ「ふなっしー」のように地元の知名度アップの一助となるのが目的だ。
久永氏の肩書きは「YOKOSUKAタウンコーディネーター」。学生時代まで上町に住んでいたこととデザイン関連会社に勤めていた経験などから商店街のイベント企画にも取り組む。「プロデューサーでは言い過ぎだから」と控えめながら、地元経済の疲弊を案じる。
市制100周年を記念して誕生した「スカリン」や、よこすか海軍カレーの公式キャラクター「スカレー」とはいわば対極。しかし非公認だからこそのメリットもあるという。その一つは市に承認申請しなくても使用できること。イベントや宣伝したい物に合わせて「すかりすか」の衣装などを自由にアレンジし、気軽に街のPRに利用することができる。同キャラクターは7月にある「うわまち浪漫灯ろうまつり」のポスターに起用される予定。
この憎めない顔、今後街中で目にする機会が増えるかもしれない。
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