地元サッカークラブ「横須賀シーガルズ女子」は、同チーム出身で日本代表経験のある山本絵美、鈴木智子、吉田瑞季の3人を指導者として迎えることを発表した。チーム強化を柱とした体制づくりの一環で、2014年度から本格始動させる。準備期間として今月からチームに合流している。
女子サッカーのクラブチームとして草分け的存在のシーガルズ。今年2月かららは「横浜FCシーガルズ」の育成部門として活動連携している。3人の招へいは選手層の底上げを図るための具体策。山本と鈴木が「U-15」を、鈴木が「U-12」を受け持つ。横浜FCシーガルズ所属の吉田は選手活動も兼ねる。
W杯優勝、五輪準優勝などの影響で、女子サッカーを取り巻く環境は劇的に変化している。競技人口は増加しているものの、優秀な選手は環境の整ったクラブチームに流出する傾向が強く、シーガルズは遅れを取っていた。戦術などが高度化していることもあり「これまでのようなボランティアコーチでは対応が困難だと判断した」と亀田勝昭代表は大胆な体制変更に踏み切った理由を明かした。来年度からは山本絵美がチーム全体の指揮を執る。企業スポンサー獲得にも本腰を入れ、運営基盤の強化を図っていく。
10月からは横須賀での活動に加え、横浜FCシーガルズの本拠地である東戸塚の人工芝・ナイター照明付の専用グラウンドを練習場として使用できるようになり、活動日を増やしていく。 過去7名の日本代表選手を選出した古豪チームが復権ののろしをあげる。
山本絵美(03年米国W杯代表、04年アテネ五輪代表、12-13年Napoli Caltio Femi
nile)、鈴木智子(03-06年日本代表、08-09年/INACレオネッサ)、吉田瑞季(04年U-19日本代表、08-09年/新潟アルビレックス、13-14年/横浜FCシーガルズ)
横須賀・三浦版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|