本当に作れた「マンガ肉」 生徒ら産業まつりで販売
大津中学校の特別支援学級は今月9日(土)、10日(日)に三笠公園で行われる「よこすか産業まつり」で「マンガ肉」などを販売する。市のキャリア教育推進事業の一環。
「『ワンピース』の主人公ルフィが食べているような大きくて骨の付いた肉を作りたい―」。きっかけは生徒の何気ない一言だった。マンガやアニメの中で登場するメニューを再現する「マンガ飯(めし)」。レシピ本も発売されるなどブームに広がりを見せている。今年2月に総合学習の一環として保護者らに「マンガ肉」を提供した際、好評だったため、今回販売数を増やして出店することになった。
5日に行われた試作会では、汐入町にある「ダイニングおおしま」の大島雅明さんらを講師として招き、生徒たち5人が当日の作業工程を教わった。肉の部分は塊肉ではなくハンバーグ。横浜のホテルで総料理長を務める松木一正さんがプロの味を伝授した。骨の部分は、市内でも珍しい校内にある陶芸釜を使い、生徒たちが1本1本手作りした陶器製。食後は、家庭で何度でもマンガ肉を作れるというユニークさも。火の通りなどを考慮し、当初の予定サイズより小ぶりになったが、骨を模した持ち手が雰囲気を醸す。男子生徒は「量が多いので仕込みが大変だけど、皆で協力して頑張りたい」と話した。
1日100本(1人1本)限定。価格は300円の予定。
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