突如浮上した龍馬像計画 西浦賀・愛宕山に高さ70m
東京湾を見渡す愛宕山(西浦賀2の9)の一角に高さ70mの坂本龍馬立像を建設する構想が突如浮上した。一般社団法人日本龍馬会(田中英夫雄表理事)が今月2日、計画の概要を発表した。幕末・維新に活躍した志士たちの功績を広める歴史記念館も併設するという。同会では、横須賀市の「建設開発許認可」が得られ次第、計画を実行に移すとしており、2019年3月の完成を目指す。現時点で建設計画地の地主の賛同を得ているというが、龍馬像と歴史館の総工費や費用の捻出方法は明かされていない。地元の合意を得るための説明などは適時行っていく方針。
建立する理由として同会の田中会長は「混迷する今の時代にあって、志士たちの歴史観や理念を真剣に学ぶ必要性に迫られている。行動するための精神的なシンボルとして龍馬像が必要」と説明。70mとする根拠については「米の『自由の女神』を上回る大きさ」としている。市都市部開発指導課によれば、像やモニュメントは鉄塔などと同じ扱いとなり高さの制限はないという。
この計画をウェブ上で知ったという地元商店主は「そんなものができるはずがない。大勢の見物客を迎えるような立地でもない」と反応は冷ややか。
同会は龍馬像を東京湾沿いに建てることを目的に2003年に発足。数年前にはお台場で計画したが、周囲の合意が得られず断念している。
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