横須賀にプロレスがやってくる―。2月14日(土)午後1時半から、横須賀市総合体育館メインアリーナで、プロレスのチャリティイベント「きらきら太陽プロジェクトfor横須賀〜愛〜」が開催される。人気レスラーの対戦に加え、子ども向けのプロレス教室も企画されている。
試合の目玉となるのは、ダンプ松本や堀田祐美子ら往年の人気レスラーに加え、雫有希、中島安里紗、花月、唯我といった若手との対戦だ。さらに、逗子市出身の和田城功など男女、団体を横断したラインナップ。特別リングアナウンサーとして、横須賀出身で元女子プロレスラーの府川唯未さんが登場する。当日は、子ども向けのプロレス教室も実施する(午後12時30分〜)。
チャリティとして、市内の児童養護施設の子どもたちも招待され、会場には福祉施設や児童虐待防止全国ネットワーク(オレンジリボン)など社会貢献団体のブースも出展する予定。さらに、イベント収益の一部は、横須賀市レスリング協会と長野県善光寺大本願乳児院に寄付される。
横須賀に恩返し
このプロジェクトを主宰するのは、女子プロレスラーの雫有希さん。フリーで大会に参戦する傍ら、埼玉の実家の寺で尼僧としても働き、さらにベビーシッターの資格も有するという珍しい経歴の持ち主だ。プロレスを媒体にした社会貢献プロジェクトを始めたのは2010年のこと。「虐待などで、親と暮らせない子どもたちの支援に何かできないか」と、自らチャリティイベントを企画。”お寺プロレス”を皮切りに、賛同する選手や団体も増え、この4年間で開催したチャリティイベントは10回以上にのぼる。
「横須賀で大会をやりたい」―。慶應大学レスリング部時代に防衛大学校との練習で横須賀を訪れ、短期間ではあるものの市内で暮らしていた雫さん。レスラーとして技を磨いた横須賀での大会開催には、並々ならぬ想いがあった。横須賀市教育委員会の後援も取り付け、「プロレスを楽しむだけでなく、多くの人に乳児院や養護施設の子どもたちのことを知ってほしい」と意気込む。
今月15日には、吉田雄人・横須賀市長や板橋衛・市議会議長を表敬訪問。吉田市長は、プロジェクトの活動にふれ「レスリング協会への寄付など、横須賀との縁を大切にしてくれて嬉しい」と激励した。
開場は午後12時15分。チケットは全席自由2000円、学割・障がい者割1000円、高校生以下無料。問い合わせは、【メール】kirakirataiyou@willcom.com 【携帯電話】070・5566・1368
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