幕末から維新の国防・外交西洋技術の導入に大きな役割を果たした浦賀奉行所の歴史を、浦賀を舞台にして活躍した人物を通して紹介した本「浦賀奉行所」=写真=が5日、有隣新書から上梓された。著者は横浜開港資料館・横浜都市発展記念館副館長の西川武臣氏。
開国を迫るペリーとの交渉では、浦賀奉行所の与力や同心と呼ばれる役人が重要な役割を担っただけでなく、西洋式軍艦の製造を幕府に建言し、実際の建造にも携わった。維新後に日本が西洋列強と渡り合うようになった際も、海防に従事していた奉行所の面々は、経験を活かして外交の最前線で力を発揮したという。
近代化の歴史の深層に埋もれていた一群や事象に光を当てた1冊。
新書判232ページで定価1080円(税込)。問合せは(株)有隣堂出版部【電話】045・825・5563
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