神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2016年2月12日 エリアトップへ

3年連続「神奈川なでしこブランド」の認定を受けた商品開発者 阿部 和美さん ハイランド在住 

公開:2016年2月12日

  • LINE
  • hatena

”女性目線”で新規層を開拓

 ○…働く女性、活躍する女性のアイコンとなった。女性が開発を主導とした商品・サービスで優れたものを県が認定する「神奈川なでしこブランド」。3年連続で認定を受けたのは本人が勤務する事業所(大草薬品(株))だけ。評価を素直に喜ぶ一方で、「仕事に男女の区別はありません」と笑顔で打ち明ける。唯一あるとすればそれは”女性目線”。冷静な物言いが、キャリアウーマンとしての矜持を感じさせる。

 ○…医薬品開発部門の責任者。昨今はシニア世代に向けた健康補助食品に注力している。今回の認定商品はひざ関節の動きを助けるゼリー。量を多く摂取しなくても効果を得られるようにと、体内利用率が通常の3倍高いグルコサミンを素材に用いた。前回は口臭ケア用品。要介護者の口臭に悩まされている女性の声が着想の原点となった。刺激の強いミント成分を抑えたマイルドな味は、歯磨きを嫌がる乳幼児の利用も想定」。女性ならではのアイデアと視点で新規層を開拓していく。

 ○…少女時代。白衣姿でキビキビと仕事をこなす薬剤師の女性を目にして、将来を決めた。大学卒業後、医薬品メーカーの研究部門に従事。結婚を機に横須賀に移り住んで27年を数える。ひところ、薬剤師として調剤薬局に勤めたが、商品開発を手掛けたいという思いが再燃。現在の会社に飛び込んだ。薬品(健康食品)の試作からパッケージのデザインまで一貫して担う今の立場には、「大きな責任とやりがいを感じています」

 ○…女性の活躍が企業の成長のカギを握るとされている。そうした中で、この先の10年で自分に何ができるのかを考える。答えは「後進の育成」。研究開発で培った知見やノウハウを伝えていくことだ。そうした人材と手を携えて次なる商品を手掛けていく。
 

横須賀・三浦版の人物風土記最新6

泉水 孝子さん

秋の叙勲で旭日双光章に選ばれた

泉水 孝子さん

横須賀市金谷在住 74歳

11月22日

大竹 稽(けい)さん

発達障害児を育てる保護者らを対象にした学びの場「こども禅大学」を主宰する

大竹 稽(けい)さん

三浦市南下浦町金田在住 54歳

11月15日

asamicro(アサミクロ)さん(本名:前谷麻実)

夜の猿島を舞台にした芸術祭でダンスパフォーマンスを披露する

asamicro(アサミクロ)さん(本名:前谷麻実)

西浦賀出身 38歳

11月8日

青柳 裕一さん

横須賀市内でピンクシャツデーの啓発活動に取り組む

青柳 裕一さん

横須賀市吉井在住 46歳

11月1日

中村 健人さん

10月26日に三笠公園で開かれる「PARKOUR TOP OF JAPAN YOKOSUKA 2024」に出場する

中村 健人さん

横須賀市三春町在住 23歳

10月25日

大竹 尚登さん

10月1日付けで東京科学大学の理事長に就任した

大竹 尚登さん

横須賀市根岸町出身 60歳

10月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月22日0:00更新

  • 11月15日0:00更新

  • 11月8日0:00更新

横須賀・三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • OGURIをあるく

    OGURIをあるく

    〜小栗上野介をめぐる旅〜第25回 江戸編【3】文・写真 藤野浩章

    11月22日

  • OGURIをあるく

    OGURIをあるく

    〜小栗上野介をめぐる旅〜第24回 江戸編【2】文・写真 藤野浩章

    11月15日

  • わたしのまちでいきる

    わたしのまちでいきる

    【32】目標クリアで「認定証」「一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木愛」

    11月15日

横須賀・三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook