業種や職種の壁を越え、先駆的な活動への「想い」を共有して、賛同・協力につなげたい―。今月19日、小川町に開設したシェアスペース16Startupsで「みらいピッチin三浦半島」が催された。”ピッチ”とは、事業・サービスなどのアイデアやビジネスプランを短くプレゼンテーションすること。当日は、約30人が参加。横須賀・三浦を拠点に事業を展開する6人が、地域への想いや今後の展望をそれぞれ、10分の持ち時間で語った。
登壇者のひとり、井上芙美さんは、基地内居住者が市街に出ないことを知り、「交流の場や日本を知る機会も増やしたい」と市内でバイリンガルの保育園を立ち上げた。「自分には”想い”しかないけれど、仲間ができて、事業が広がっている。人と人をつなぐため、これからも挑戦していきたい」と話した。また、地産地消に特化した飲食店を展開する下澤敏也さん((有)たのし屋本舗)は、「地元の人でも地場の美味しいものを知らない。生産者の想いや誇りのストーリーを伝えるのが食を生業とする自分の役割。そこから加工事業など、つながりが生まれている」と語った。
参加者からは「つながることでの新たな展開に期待したい」「グローバルとローカルの時流をつかみ、人と人、人とものをつなぐ”空気”を大切にしたい」などの声が上がった。そのほかの登壇者は、安藤知史さん(ANAテック(株))・石橋匡光さん((株)三崎恵水産)・大森英一郎さん((株)ラントリップ)・天白牧夫さん(NPO法人三浦半島生物多様性保全)。次回の開催は来年5月を予定している。
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