現市政の8年間を「停滞」と厳しく批判し、立候補を決断した。復活に向けた道筋は、国・県との連携、積極投資。借金返済に偏重気味の市政のあり方に一石を投じる。
「ヨコスカ復活」を掲げた3つの柱、「こども」「くらし」「まちづくり」に大胆な投資を行う。中央からの補助金などを積極活用することで経済活性や課題解消を推し進めたい考えだ。このほかにも、軍港と漁業とマリンレジャーを融合させた「海洋都市構想」、空洞化する谷戸に芸術家や音楽家を呼び込む「アーティスト村構想」など壮大な計画を打ち出している。
候補者擁立が難航していた保守系会派に推される形で3月末に出馬を表明。議会内では会派を組まずに独自の活動をしてきたが、前回・前々回の市議選で連続トップ当選を果たした実績と経済政策に明るいことから白羽の矢が立てられた。
自身がかつて衆議院議員だった故田川誠一氏の秘書を務めていたことから、小泉派との一本化は周囲を驚かせた。だが、記者会見の席上では「恩讐を超えて新しい流れをつくるという考え方を持っている」と冷静に切り返した。
現在、応援の最前線に立っているのが小泉進次郎代議士。国との連携がもたらす未来を各所でアピールしている。
先月30日によこすか芸術劇場で開いた決起大会では、約2000席が全て埋まり、会場の外にまで支援者が溢れた。地元選出の自公民の国会議員、県会議員に7割の市議会議員が駆けつけてエールを送った。当日の様子を振り返って小泉代議士は「政治集会でこれほどの熱気を感じたことはない」と興奮気味に語っている。
政治家のほかに音楽家としての顔を持つ。ロックボーカリストとしてステージに立ち、”横須賀愛”詰め込んだオリジナル音源もこれまでに2作発表している。「200枚しか売れていない」と自嘲気味に語るが、腕前はプロレベルだ。エンタメによる地域おこしも実現したいテーマのひとつ。「自分自身が広告塔となって横須賀をアピールしたい」
俳優でタレントの上地雄輔さんの父としても知られている。
横須賀・三浦版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|