2020年に開設300周年を迎える浦賀奉行所をまちおこしにつなげようと、地元を中心に盛り上がりの機運を高める動きが出てきた。浦賀鴨居地域運営協議会は10月末から11月初旬を「浦賀○おもてなしウィーク」に位置づけて種々の企画を打ち出す。市民が関心を持つ契機にしたい考えだ。
歴史的な節目に向けて、横須賀市と地域が連携して300周年記念事業の策定作業を進めているが、これに先駆けて地域主体で市民周知に乗り出す。
西浦賀5丁目にあった浦賀奉行所の復元を旗印に活動している「浦賀奉行所復元協議会」は10月29日(日)、「奉行所まつり」と題した賑わいイベントを開催する。江戸を残した浦賀を探すフォトラリーや江戸のこども遊び、仮装着付けなど幅広い世代を対象に300年前のタイムスリップを楽しんでもらう。
歴史好きに向けた企画として、10月30日(月)と11月1日(水)にゆかりの地を歩く特別拝観ツアーを実施する。東西浦賀のコースを郷土史家の山本詔一氏のガイドでめぐる。浅野奉行直筆の由緒額や勝海舟着用の法衣など貴重な資料を公開するという。
浦賀コミュニティーセンター分館(郷土資料館)では、10月28日(土)から「絵図で解く浦賀奉行所の謎」の特別展示が行われる。下田から浦賀に移転した理由、川間に建てられた意図、明治維新後の跡地などを解説する。11月5日(日)まで。
奉行所サミット!?
会期中の9月定例議会で二見英一(公明党)、渡辺光一(自民党)の両議員から浦賀奉行所300周年記念事業に「奉行所サミット」の開催提案があった。上地克明市長は「奉行所が置かれた自治体は全国で20以上存在する。本市と友好関係のある函館(北海道)、下田(静岡県)との連携からスタートさせ、実現をめざしたい」と答えた。
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紙面から振り返るヨコスカ・ミウラ202412月20日 |
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