江戸時代中期から昭和初期まで、「浦賀名物」として全国に知れ渡った水飴を復刻させた土産物が注目を集めている。その名も「浦賀湊の水飴」=写真。浦賀駅近くで飲食店「Cool Clan Cafe」を経営する岡本隆さんが商品化に取り組んだ。
「物流の拠点として栄えた浦賀には穀物が大量に運び込まれ、水飴の製造も盛んだった」と岡本さん。江戸時代後期に編纂された「相模国風土記稿」には、東西の浦賀に8軒の水飴製造業者が存在していたとの記述がある。明治12年には国内勧業博覧会で褒章を受け、同21年にはパリ万国博覧会にも出品されたという。
浦賀の名産づくりに意欲を燃やす岡本さんは昔ながらの味を再現したいと、麦芽100%の製法にこだわった。「勝海舟や中島三郎助も口にしていたはず。歴史ロマンを感じる逸品」と自慢の表情。滋養強壮や胃弱薬としての効能に加え、砂糖の代用として煮物に加えると優しい甘味になるそうだ。1瓶550円。
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