海と山の自然あふれる観音崎公園で、ユニークな幼児保育が行われている。雨の日でもお構いなしに芝を駆け回る―。
「森のようちえん ひだまり」は、2歳半以上の子どもを対象に、自然体験を通して学べる場を提供している自主保育チーム。保育士などの資格を持つ現役の母親2人が、7年前に立ち上げた。国の定める設置基準に基づく幼稚園とは違い園舎を持たず、同公園内のたたら浜園地やふれあいの森に溢れる自然を”教室”とし、10人程度の児童で活動。
全員揃って朝の挨拶から一日がスタート。その後のスケジュールは子ども達が決め、保育士は口出しせずサポート役に徹する。昨日まであった樹のつるで作られたブランコが今日は壊れて無い。そこで初めて物を大切にしようという気持ちが芽生える。子どもを主役とした保育方針に共感して同園を選んだ母親からは、「『日常の自然の変化に気づく子』へ成長した。見守ることの大切さも学ばせてもらっている」との声。
ゲームなどが各家庭に普及し、外遊びをする子どもが減ったという声がある。「森のようちえん」は全国的なネットワークを持ち、市内ではここ1カ所。月曜日と木曜日の毎週2回活動している。詳細は後藤さん。【携帯電話】080・5514・9260
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